日本海西部・九州西海域の底びき網漁業に関する「包括的資源回復計画」了承 日本海・九州西広域漁業調整委員会

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.10.05 【情報源】水産庁／2006.10.04 発表

　平成１８年１０月４日午前に都内で開催された第８回日本海・九州西広域漁業調整委員会で、多種類の魚種を対象とした「日本海西部・九州西海域底びき網漁業（２そうびき）包括的資源回復計画」が了承され、「九州・山口北西海域トラフグ資源回復計画」に関連して、とらふぐはえ縄漁業の承認・届出制や、休漁期間設定に関する同委員会の指示が決定された。
　また同日午後には、日本海・九州西広域漁業調整委員会第１１回日本海北部会が同じ会場で開催され、日本海北部マガレイ、ハタハタ資源回復計画の取組状況、作成中のスケトウダラ日本海北部系群資源回復計画、マダラ陸奥湾産卵群資源回復計画の検討状況が報告された。
　「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図るための資源管理の取組みの一環として策定されているもの。特定の魚種に着目した「魚種別資源回復計画」と、特定の漁業種類により漁獲される多種類の魚種を対象とした「包括的資源回復計画」がある。【水産庁】