一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府の事務・事業で排出された温室効果ガス、18年4〜6月は43万130トンに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.10.03 【情報源】環境省/2006.09.28 発表
平成18年4月から6月にかけて、政府の事務・事業に伴い排出された温室効果ガス排出量が二酸化炭素換算で43万130トンだったことが18年9月28日付けの環境省の発表で明らかになった。この推計は14年7月に閣議決定された、「政府の事務・事業による温室効果ガス排出削減のための実行計画」に基づいて行われたもの。
実行計画では「18年度までに13年度比で温室効果ガスを7%削減する」という数値目標を設定しているが、18年4〜6月の排出量は13年度同時期の推計排出量の44万9,014トン(二酸化炭素換算)と比較すると4.2%の減。
目標は達成できていないものの、16年度排出量が13年度比4.6%超、17年度排出量が13年度比1.2%減にとどまっていたことを考えると、18年度に入ってから一定の改善がみられたことになる。
なお、各府省が取り組んだ排出削減の優良対策事例としては、(1)人感センサーの設置、反射板取付けなど照明電力の縮減、(2)執務室内の空調運転時間の見直し、(3)コジェネシステムの夜間運転縮減など建物管理面での取組み−−があげられている。【環境省】