第１６５回国会で安倍首相が所信表明演説　「美しい国、日本」を提唱

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2006.10.02 【情報源】首相官邸／2006.09.29 発表

　安倍首相は平成１８年９月２９日、衆・参両議院の本会議で所信表明演説を行った。
　安倍総理はこの演説の中で、目指す国家像として「美しい国、日本」を提示。その具体的な内容を（１）文化、伝統、自然、歴史を大切にする国、（２）自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国、（３）未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国、（４）世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国−−と定義した。
　また、「活力に満ちたオープンな経済社会の構築」、「財政再建と行政改革の断行」、「健全で安心できる社会の実現」、「教育再生」、「主張する外交への転換」の５項目を柱として、歳出改革、抜本的な行政改革、人口減少社会に備えた安心な社会の構築、教育再生、国民との対話−などの施策を推進していくことを示した。
　なお環境問題に関する施策としては、「健全で安心できる社会の実現」をめざした取組みの中で、「京都議定書目標達成計画」の推進、政府庁舎での太陽光発電導入や建物緑化、バイオ燃料などのバイオマスの利用の加速化−−などがあげられている。【首相官邸】