一般財団法人環境イノベーション情報機構
京都議定書目標達成のための財源確保、バイオマス活用の必要性など発言 若林環境大臣就任記者会見
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2006.09.28 【情報源】環境省/2006.09.26 発表
平成18年9月26日に発足した安倍内閣の環境大臣に就任した若林正俊氏は同日、就任記者会見を行った。会見の場で若林大臣は、安倍首相から「環境保護と経済成長を両立させる考え方に立って、温暖化対策、廃棄物対策、自然との共生などの環境政策を進めてほしい」と要請されたことを公表。
自民党林政調査会会長代理などの経験から、森林整備をCO2吸収源対策として位置づけた京都議定書の目標達成のための財源確保、廃材、間伐材などを含めたバイオマスの活用推進が必要であるとの考えを示したほか、党税制調査会副会長として「環境税を積極的に推進する立場にいた。環境税は税制全体の中で取り組んでいかなければならない課題だ」と発言した。
また「特に力を入れていきたい分野があるか」と聞かれた質問に対しては、「皆さんから質問され、ご意見をうかがったことは全て大事なこと。環境問題は新しく提起されてきた問題だけに、提起された問題1つ1つに真剣に取り組んでいかねばならない」と答えていた。【環境省】