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環境ニュース[国内]

63件めの京都メカニズム案件承認 ポーランドでのJIプロジェクト

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.09.20 【情報源】経済産業省/2006.09.19 発表

 経済産業省に申請されていた共同実施(JI)プロジェクト1件が2006年9月1日付けで「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なJIプロジェクトとなった。
 JIは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国(または東欧などの経済移行国)同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたプロジェクトは、日本カーボンファイナンス(株)が申請した、ポーランド・Zachodniopomorskie県Tymien地区での総出力50MW(1基2MWのタービンを25基設置)の風力発電プロジェクト。クレジット(注1)獲得期間は05年8月から7年間。年平均で9万トン分のCO2排出削減が見込まれている。
 クリーン開発メカニズム(CDM)も入れると、日本としては63件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたり、経済産業省がプロジェクトの支援を行うことになる。
 なお、これらの案件を京都議定書にもとづいた正式なJI案件とするためには、今後さらに、プロジェクト実施国であるポーランドの承認を取得した上で、JI事業としての必要な手続きをとることが必要となる。

(注1)京都議定書で削減目標達成に使用することが認められる排出量の単位。【経済産業省】

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