一般財団法人環境イノベーション情報機構
3県が18年度実証試験対象の湖沼水質浄化技術5件を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.09.19 【情報源】環境省/2006.09.19 発表
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、平成18年度の「湖沼等水質浄化技術分野」の実証評価機関を務める埼玉県、大阪府、石川県は、実証試験の対象となる技術をそれぞれ、18年9月19日までに決定した。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
18年度の湖沼水質浄化技術の評価対象は、閉鎖性水域の汚濁物質や藻類除去、透明度向上、底泥からの窒素、りん溶出抑制に寄与するための技術で、現場で直接適用可能なものを想定。ただし、しゅんせつなどの大規模な土木工事を要する技術は除外している。
今回採択された技術はあわせて5件で、埼玉県が(株)ホクエツ関東・(株)ホクエツの「浄化ブロック」と(株)フォーユー商会の「カーボンリバースシステム」の2件、大阪府が野村電子工業(株)の「微細オゾン気泡による水質浄化技術」1件、石川県が(株)トヨシステムプラントの「多機能ガラス発泡体による水質浄化法」とスプリング・フィールド(有)の「多機能セラミックス浄化システム」の2件。
これら5技術については、実証対象技術ごとの実証試験計画が策定された後、順次実証試験が開始される予定だ。【環境省】