一般財団法人環境イノベーション情報機構
アスベスト発生施設、400工場・事業場の名称など改めて公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.09.08 【情報源】環境省/2006.09.08 発表
環境省は平成18年9月8日、大気汚染防止法で「特定粉じん(アスベスト)発生施設」として、18年8月31日時点で都道府県などに届け出されている工場・事業場の名称を改めて発表した。大気汚染防止法では人の健康に被害を生じるおそれのある粉じんを一般粉じんとは別の「特定粉じん」として扱っており、「特定粉じん」には現在、アスベストが指定されている。
今回の発表は17年11月7日に発表された内容の修正版。施設情報として公表されている内容は、(1)工場・事業場の名称、所在地、(2)製造している(製造していた)アスベスト関連製品の種類、(3)工場・事業場の使用開始・使用廃止時期、(4)特定粉じん発生施設数、(5)現在のアスベスト関連製品の製造状況−−など。
17年11月の発表では「特定粉じん発生施設」の総届出施設を398工場・事業場、稼働中の工場・事業場数を39としていたが、今回の発表では、その後の状況変化や新たに判明した工場・事業場について情報を訂正・追加。総届出施設は400工場・事業場、稼働中の工場・事業場数は13だとしている。
環境省では労働安全衛生法施行令の改正により、代替が困難な一部製品を除きアスベストの使用が全廃されたことから、製造・加工中の工場・事業場は今後さらに減少していくと推定している。【環境省】