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環境ニュース[国内]

IAEAによる日本の放射性物質輸送安全規制評価まとまる 

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.09.05 【情報源】原子力安全・保安院/2006.09.05 発表

 原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会事務局は、国際原子力機関(IAEA)が2005年12月に実施した、日本に関する「輸送安全評価サービス(TranSAS)」の評価結果日本語訳を、06年9月5日付けで公表した。
 TranSASは、「IAEA放射性物質安全輸送規則」に基づき、IAEAの評価チームが加盟国の放射性物質安全規制実施状況を評価するプログラム。日本の原子力安全規制当局がIAEAによる国際的な評価を受けるのは今回が初めてだった。
 公表内容によると、この報告書は日本の日本の放射性物質輸送規則について「総じて、IAEAの要件に則って執行されている」と評価。特に、規則の制定・改廃に際して、国民やNGOに直接情報が提供されている点など、14事例を他国の原子力規制機関の模範とする良好事項として取り上げている。
 一方、合理化や改善が可能な分野として、各規制機関の品質マネジメント改善、輸送安全活動に従事している職員のための教育訓練の実施−−に関する計2件の勧告、規則数低減、輸送物設計承認書に含める情報、IMDGコード(国際海上危険物規程)改正を取り込む際の行政上の負担軽減など、8件の助言が行われたが、指摘事項数の単純比較で見ると、これまでTranSAS報告書が公表されている6か国中では最も勧告や助言の数が少なかった。【原子力安全・保安院】

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