一般財団法人環境イノベーション情報機構
北西太平洋公海域の底びき網漁業管理のための新枠組設立へ 日韓米ロが検討開始
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.08.28 【情報源】水産庁/2006.08.25 発表
2006年8月22日から24日にかけ、東京の農林水産省会議室で、北西太平洋公海域での底びき網漁業管理のための新枠組設立を検討する第1回政府間協議が開催され、日、韓、米、ロの水産担当者らが参加した。この協議は、環境NGOらの要求の結果、04年の国連総会で脆弱な生態系に悪影響を及ぼす可能性がある底びき網漁業などの暫定禁止措置検討が決議されたことなどを踏まえて、こうした動きへの対応を検討するため開催されたもの。
北西太平洋の公海域で底びき網漁業の国際的管理のための枠組構築に向けて、参加国が今後協力していくことで意見が一致。
また北西太平洋公海域での各国の底びき網漁業の操業実態、国連関係会議での公海底びき網漁業に関する議論について情報・意見交換を行い、06年10〜11月に予定されている漁業関連決議に関する非公式国連協議での参加4か国間での協力を確認した。【水産庁】