一般財団法人環境イノベーション情報機構
2団体が18年度実証試験対象の山岳トイレ対策技術を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.08.28 【情報源】環境省/2006.08.28 発表
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、山岳トイレ技術の平成18年度実証評価機関を務めるNPO法人山のECHOとNPO法人グランドワーク三島は、実証試験の対象となる山岳トイレ対策技術を、18年8月13日までに決定した。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う環境省の事業。
山岳トイレし尿処理技術分野の実証試験は上下水道、電気、道路などのインフラが未整備な山岳地域で公衆トイレのし尿を適切に処理する技術のうち、公共用水域に放流・排水しない「非放流式」が対象。
今回採択された技術はあわせて3件で、山のECHO採択分がニッコー(株)の「循環式し尿処理システム」と永和国土環境(株)の「アクアメイクシステム」、グランドワーク三島採択分が(株)東陽綱業の「バイアニクストイレ」だった。
これら3技術については、実証対象技術ごとの実証試験計画が策定された後、順次実証試験が開始される予定だ。【環境省】