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環境ニュース[国内]

保安院、原発検査に関する打合せ情報流出で関電を厳重注意

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.23 【情報源】原子力安全・保安院/2006.08.23 発表

 原子力安全・保安院の広瀬研吉院長は平成18年8月23日、関西電力(株)の森詳介取締役社長に対し、同社と同社協力企業の情報管理を徹底するよう文書で厳重注意した。
 今回の厳重注意は、18年8月22日に、三菱重工業(株)が作成した関電との原発検査に関する打合せ議事録がウィニーネットワーク上に流出したことに対するもの。
 原発情報などがインターネット上に流出した事例は、これまでにも複数件確認されており、保安院では核物質防護の観点から、数回にわたって電気事業連合会(日本の電気事業運営の円滑化を目的として設立された組織で、現在10の電力会社が運営している)を通じて情報管理の徹底を求めていた。
 今回のケースでは流出情報に機密情報は含まれていなかったものの、事態を放置すると核物質防護など保安上重要な情報が流失するおそれがあるという観点から注意を促したもの。
 なお、注意を受けた関電は、三菱重工業に対して厳重に注意を行うとともに、再発防止の徹底を申し入れ、重工側の再発防止対策の実施状況を確認するとした。
 また引き続き、関電従業員、グループ会社、他の協力会社に対しても、再発防止の徹底を求めていくとしている。【原子力安全・保安院】

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