一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本政府、グアテマラ共和国に緊急無償資金協力実施へ 熱帯低気圧スタンからの復旧事業など
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2006.08.14 【情報源】外務省/2006.08.11 発表
日本政府は、グアテマラ共和国政府に総額17億3,300万円を限度とする無償資金協力を行うことを決め、このための書簡の交換を、2006年8月11日にグアテマラ市で、四之宮平佑・駐グアテマラ共和国大使とグアテマラ共和国のゲルト・ローゼンタール・ケニスベルゲル外務大臣との間で行った。協力の対象事業は、(1)首都圏主要国立病院整備計画(一般プロジェクト無償資金協力、供与限度額:8億9,900万円)と(2)熱帯低気圧スタン災害復興支援計画(防災・災害復興支援無償資金協力、供与額:8億3,400万円)。
このうち、熱帯低気圧スタン災害復興支援計画は、05年10月にグアテマラをおそった熱帯低気圧「スタン」による被害のうち、ケッツアルテナンゴ市の上水施設、サンマルコス県の農業灌漑施設と地方橋梁の復旧に協力するもの。
スタンによる同国の被害は、死者670名、行方不明者844名、被災民約49万4,000人、家屋崩壊9,000戸、家屋損壊約2万6,000戸、舗装道路被害1,400キロメートル、橋梁被害32橋、農地被害面積6万1,000ヘクタール、○学校被害712校、被害総額:約9億7,000万ドル(04年のグアテマラ国GDPの約3.4%)に及んでいる。 【外務省】