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環境ニュース[国内]

浜岡3号機のハフニウム板型制御棒1本でひびを確認

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.08 【情報源】原子力安全・保安院/2006.08.07 発表

定期検査中の中部電力(株)浜岡原発3号機(沸騰水型、定格電気出力110万キロワット)で平成18年8月7日に、使用中のハフニウム(注1)板型制御棒1本にひびが確認されたため、中電は同日中に、この事実を原子力安全・保安院に報告した。
 ハフニウム板型制御棒については、18年1月に東京電力(株)福島第一原発6号機に使用されていた制御棒にひび・破損がみつかったことをきっかけに、全沸騰水型原発について、定期事業者検査時などにハフニウム板型制御棒に対する調査が継続されているところ。今回のものを含め、これまでに496本の同制御棒について点検が終了し、うち60本(使用済み45本、使用中15本)にひび・破損の発生が確認されている。
 なお、今回みつかったひびは福島第一6号機で確認されたひびと同様のものと推定されており、中電では残り12本の同型制御棒について引き続き点検を実施するとしている。

(注1)ハフニウムは原子番号72の元素。チタン族元素の一つで熱中性子の吸収断面積が大きいため、原子炉の制御棒の材料に利用されている。制御棒は炉心内で生成される中性子数を調整し、原子炉出力を制御する棒または板状物質。【原子力安全・保安院】

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