一般財団法人環境イノベーション情報機構
タービン羽根258枚にひび確認 志賀原発2号機で
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.04 【情報源】原子力安全・保安院/2006.08.03 発表
志賀原発2号機で蒸気タービンの第12段めの羽根を検査していた北陸電力(株)は平成18年8月3日、「840枚中の羽根のうち、258枚にひびが確認された」と原子力安全・保安院に報告した。この検査は志賀2号機と同型式の蒸気タービンを持つ中部電力(株)浜岡5号機で、12段めの蒸気タービンの羽根の脱落、破損(注1)が確認されたことを受け、保安院の指示で進められていたもの。
今回の結果を踏まえ、北陸電力では今後、ひびが発生した原因と再発防止策をまとめ、保安院に報告する。また保安院も、専門家の意見を聞きながら詳細な原因究明調査を進め、必要な対応をとっていく方針。
(注1)浜岡5号機では8月3日までに、12段めの羽根840枚中、1枚の脱落、662枚のひびが把握され、現在、第8段から第11段の羽根についても点検が進められている。【原子力安全・保安院】