「農地・水・環境保全向上対策」に関する論点整理を公表　意見募集開始

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2006.08.03 【情報源】農林水産省／2006.08.03 発表

　農林水産省に設置された「農地・農業用水等の資源保全施策検討会」は１９年度から本格実施される「農地・水・環境保全向上対策（仮称）」の制度設計に関する議論の経過を平成１８年８月３日までに、「論点整理」としてまとめ、この案について１８年８月２５日まで意見募集を行うことにした。
　「農地・水・環境保全向上対策」は、過疎化・高齢化により集落機能が低下した農地・農業用水の保全・改善を地域の共同活動として行う事例などに支援を行う施策。
　水路や農道の泥上げ、草刈り、点検といった作業に対する助成金を市町村と協定を締結した地域の活動組織に、農地面積に応じて交付するとしている。
　「論点整理」では、農地・農業用水の社会共通資本としての位置づけなど「施策の背景と必要性」の各論点、地域の裁量を認める活動指針の設定、地域の活動組織をきめ細かく支援する地域協議会の設立など「施策のしくみ」の各論点について、検討会で出された意見の内容や意見をもとにした対応の方向性をまとめている。
　意見は郵送、ＦＡＸ、意見募集サイトで受付けている。宛先は農林水産省農村振興局企画部事業計画課総合企画班（住所：〒１００−８９５０東京都千代田区霞が関１−２−１、ＦＡＸ番号：０３−３５０１−８３５８）。【農林水産省】