一般財団法人環境イノベーション情報機構
外食チェーン8社が実施するCO2削減設備導入事業を助成へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.07.31 【情報源】環境省/2006.07.31 発表
環境省は平成17年度から開始した「業務部門二酸化炭素(CO2)削減モデル事業」の18年度助成対象案件として、日本マクドナルド(株)、(株)リンガーハットなど、外食チェーン8社が行う8件のCO2削減設備導入事業を採択することを18年7月31日までに決めた。このモデル事業は、省エネ法の対象になっていない中小規模の業務用施設からのCO2排出量削減を進めることが目的。
18年度はフランチャイズチェーンで水平展開が可能なCO2削減のモデルとなり、二酸化炭素削減効果、経済性、波及効果の点からも有望な案件を助成するとしていた。
今回の採択案件のうち、日本マクドナルドの案件は、全国30店舗に、超省電力高効率ガス空調システムであるガスヒーポンパワーマルチとガスマイクロコージェネレーションを組み合わせて導入していく事業、リンガーハットの案件は同じく30店舗に高効率な電化厨房機器、CO2冷媒ヒートポンプ給湯器、高効率蛍光灯を導入していく事業。
助成対象となるのは、事業で導入するCO2削減効果が高い機器と、同種の一般的機器の導入経費の差額の3分の1。8件あわせての助成額は2億5,978万8,000円、年間のCO2削減量はCO2換算で3,361トンが見込まれている。【環境省】