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環境ニュース[国内]

福島第一3、6号機のハフニウム板型制御棒のひびなど、原発トラブル5件を国際評価尺度に基づき評価

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.07.26 【情報源】原子力安全・保安院/2006.07.25 発表

 2006年7月24日に開催された、総合資源エネルギー調査会のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)評価小委員会で、06年2月1日から6月7日までに経済産業省所管の原子力施設で発生したトラブル5件についてINESによる評価が実施された。
 評価対象になったトラブルは(1)福島第一6号機でのハフニウム板型制御棒のひび、(2)福島第一3号機でのハフニウム板型制御棒のひび、(3)福島第一2号機の原子炉冷却材再循環ポンプ1台の自動停止、(4)伊方1号機湿分分離加熱器蒸気整流板溶接部の割れ、(5)福島第二1号機残留熱除去系流量調節弁弁棒の割れ。
 評価は(1)(2)が関西電力(株)美浜3号機2次系配管破損事故などと同じ「レベル1(逸脱)」、(3)(5)は「レベル0−(安全に影響を与えない事象)」、(4)は評価対象外とされている。
 (1)(2)のトラブルは事象自体は、「レベル0−」相当の内容だが、原因が設計ミスであり、他の同型の制御棒にも不具合が発生する可能性があるなど影響が大きいことから、「レベル1」と評価されたもの。
 INESは国際原子力機関(IAEA)と経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)が1992年3月に策定した原子力施設の事故・故障の世界共通の評価指標。日本では92年8月から運用されている。【原子力安全・保安院】

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