一般財団法人環境イノベーション情報機構
山口県、日本海海域のあまだい類について「資源回復計画」作成
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.07.26 【情報源】水産庁/2006.07.25 発表
山口県は同県日本海海域のあまだい類についての「資源回復計画」を作成し、平成18年7月24日に公表した。「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
山口県日本海海域のあまだい類は平成5年には1,953トンの漁獲量があったが、その後大幅に減少し、15年には漁獲量が386トンまで落ち込んでいる。
今回の「資源回復計画」は、22年度までを計画期間として、あまだい類の資源状態を現状維持することを目標に設定しつつ、禁漁期間の設定、漁具規制、種苗生産・放流技術の開発と試験放流−−などの措置を行うことを盛り込んでいる。【水産庁】