一般財団法人環境イノベーション情報機構
454台に整備命令書交付 18年のディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.07.20 【情報源】国土交通省/2006.07.20 発表
国土交通省は6月を強化月間として実施した平成18年の「不正改造車を排除する運動」、「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の結果速報を18年7月20日に公表した。今回のキャンペーンで国交省は、6月中に警察や自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会などと協力して、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で196回実施し、2万834台の自動車を検査した。
10.2%にあたる2,121台に保安基準不適合箇所がみつかり、これらの自動車ユーザーに対し改善指導を行ったほか、特に不正改造が行われていた車両454台に対してはさらに整備命令書を交付した。この中には排気騒音の基準値超過を引き起こす基準不適合マフラーの装着が49件あった。
なお、17年度から新たに開始した硫黄分濃度分析器による燃料検査では、検査を行った445台中6台について不正軽油の使用が判明。ユーザーに適正な燃料を使用するよう文書による警告が行われた。【国土交通省】