一般財団法人環境イノベーション情報機構
70社が過去に製造販売した医薬品、医療機器など119製品にアスベスト
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.07.13 【情報源】厚生労働省/2006.07.13 発表
厚生労働省は平成18年7月13日、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器のアスベスト(石綿)含有について調査した結果、過去に70社が製造販売した計119製品に石綿が含まれていたが、現在はその全てについて製造販売が中止されていると発表した。この調査は関連する19の業界団体や都道府県を通じ、全製造販売業者を対象に調査を実施したもので、18年2月に発表した「過去に69社が製造販売した計116製品にアスベストが含まれている」という内容の続報。
新たに追加された3製品は、コンピューテッドラジオグラフ3機種、医療用自動現像装置8機種、画像診断用イメージャ6機種で、いずれも富士写真フイルム(株)製。
また、前回までに公表されていたアスベスト含有116製品のうち、コニカミノルタテクノプロダクト(株)製の医療用自動現像装置で7機種、画像診断用イメージャで1機種の商品が追加された。
なお119製品のうち、通常の使用で石綿が放出する可能性があるのは、前回までに報告された2社の歯科用包帯剤2製品と2社の歯科用鋳造器2製品のみ。残りの医薬品4社4製品(歯髄失活剤及び滋養強壮薬)、医薬部外品1社1製品(殺虫剤)、医療機器63社110製品は通常使用時に石綿が放出する可能性がないと報告されている。【厚生労働省】