一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府の事務・事業で排出された温室効果ガス速報値、17年度は197万504トンに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.07.05 【情報源】環境省/2006.06.30 発表
平成18年6月30日、17年度に政府の事務・事業に伴い排出された温室効果ガスの総排出量推計速報値が、二酸化炭素換算で197万504トンに達したことが発表された。今回の推計は14年7月に閣議決定された、「政府の事務・事業による温室効果ガス排出削減のための実行計画」に基づいて行われたもの。
この実行計画では「18年度までに13年度比で温室効果ガスを7%削減する」という数値目標を設定しているが、今回公表された17年度総排出量は、13年度排出量の199万4,593トン(二酸化炭素換算 注1)より、1.2%の減。
目標は達成できていないが、16年度分総排出量が13年度排出量を4.6%超過していたことを考えると、若干改善がみられた格好だ。
なお17年度も目標が達成できなかったという結果を踏まえ、政府の地球温暖化対策推進本部幹事会は、(1)各府省の実施計画、組織・施設ごとの削減計画に基づいた対策強化、(2)18年4〜6月排出量の早期集計・公表、(3)CO2排出量を削減する電力購入促進に向けたの競争入札制度の検討−−を行い、18年度の目標達成をめざすとしている。
(注1)13年度の実績数値は、温室効果ガス排出量算定方法の精査の結果を反映して16年度分総排出量の公表時のものに修正が加えられている。【環境省】