一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国303社が手がけた屋上・壁面緑化施工面積、12〜17年累計で約128.3ヘクタールに
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.07.04 【情報源】国土交通省/2006.07.04 発表
国土交通省は全国の造園建設会社、ゼネコン、屋上緑化関連資材メーカーなど303社を対象に実施した、全国の屋上・壁面緑化施工面積調査の結果をまとめ平成18年7月4日に公表した。この調査は12年1月1日から18年1月31日までの約6年間に、この303社が竣工した屋上・壁面緑化空間の面積や、具体的な緑化のタイプなどをアンケート形式で尋ねたもの。
152社(約50.2%)から回答があり、報告された12年から17年までの屋上・壁面緑化累計施工件数は4,893件(屋上:4,645件、壁面:248件)、累計施工面積は約128.3ヘクタール(屋上:123.7ヘクタール、壁面:4.6ヘクタール)に及んでいた。
約6年間の屋上緑化総施工面積を都道府県別で比較すると、東京都の約39.5ヘクタールが突出して多く、続く神奈川県の約15.9ヘクタール、大阪府の約9.6ヘクタールを引き離した。また壁面緑化施工面積でも、東京都の約2.0ヘクタールが最も多く、全国に先駆け敷地面積1,000平米以上の建物に緑化を義務づけた東京都の施策が効を奏した格好となった。
また緑化のタイプ別では、屋上緑化では多肉植物であるセダム主体・芝生主体の植栽が合わせて約47%を占めたが、中高木を含めさまざまな植栽が組み合わされている複合型も約34.9%と健闘。壁面緑化ではツル性植物を主体とする緑化が圧倒的に多く、約78.7%を占めることがわかった。【国土交通省】