一般財団法人環境イノベーション情報機構
国内産・輸入外国産米麦の17年度残留農薬調査結果を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.06.28 【情報源】農林水産省/2006.06.28 発表
農林水産省は平成18年6月28日、17年度に(1)産地出荷段階の国内産米麦を対象に実施した残留農薬調査結果、(2)政府が買い付けた外国産米麦の残留農薬検査結果、(3)政府が所有していた国内産米穀・外国産米穀を対象とした残留農薬検査結果−−を公表した。このうち、(2)については食品衛生法に定められた残留農薬基準値を超えたものはなかったが、(1)では、XMCについて農薬取締法に基づく登録保留基準の0.2ppmを超過する0.4ppm(注1)を示した米の試料が1点みつかったほか、(3)についても、15年度に輸入した中国産もち精米から農薬「メタミドホス」が基準値を超えて検出された。
この結果を受け、農林水産省は(1)の基準値超過米の生産者に、この米を食用として出荷することのないよう要請するとともに、(3)の基準値超過米については非食用として処理すると発表した。
(注1)この調査はポジティブリスト制度施行前のものだが、施行後の残留農薬基準値と比べても当該基準値を超過している。
(注2)メタミドホスは輸入時の15年度には食品衛生法に基づく残留農薬基準値が定められていなかった。【農林水産省】