「ＥｘＴＥＮＤ　２００５野生生物の生物学的知見検討会」を新設

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.05.11 【情報源】環境省／2006.05.11 発表

　環境省は内分泌かく乱物質に関する取組みの新方針「ＥｘＴＥＮＤ　２００５」にもとづき、化学物質の生態系への影響評価に必要な基礎的知見の蓄積について検討する「ＥｘＴＥＮＤ　２００５野生生物の生物学的知見検討会」を新たに設置し、第１回会合を０６年５月１９日１７時から１９時まで、環境省第１会議室で開催する。
　「ＥｘＴＥＮＤ　２００５」は１９９８年５月に策定し、００年１１月に追加・修正を行った「環境ホルモン戦略計画ＳＰＥＥＤ’９８」に最新の科学的知見を反映させたもの。０５年３月１４日に公表された。
　今後の取組みの柱として、（１）実験によって検証することが困難な生態系への影響を調べるための野生生物の観察の推進、（２）生態系やヒトの健康への影響を捉えるための環境中濃度の実態把握や暴露状況の把握、（３）内分泌かく乱作用のメカニズムを解明するための個体レベルと細胞・分子レベルの変化の把握と、両者の関連性の調査、（４）生態系への影響を中心とした評価手法の確立と試験の実施、（５）総合的なリスク評価の実施、（６）将来的なリスク管理検討が可能な体制づくり、（７）正確な情報提供とリスクコミュニケーションの推進−−の７点を示している。
　なお「ＥｘＴＥＮＤ　２００５野生生物の生物学的知見検討会」第１回会合では、「ＥｘＴＥＮＤ　２００５」にもとづき０６年度に実施する野生生物の生物学的知見研究について検討を行う。
　傍聴を希望する場合は、「平成１８年度第１回ＥｘＴＥＮＤ　２００５野生生物の生物学的知見検討会　傍聴希望」と明記し、氏名、所属、住所、電話番号、ＦＡＸ番号、傍聴券の送付先（電子メールアドレスかＦＡＸ番号）を記載の上、電子メールかＦＡＸで申し込むことが必要。締切は０６年５月１７日１７時（必着）。宛先は（財）自然環境研究センター・古畑まで（電子メールアドレス：extend2005@jwrc.or.jp、ＦＡＸ番号：０３−５８２４−０９６４）。【環境省】