一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国10か所を森林セラピー基地、セラピーロードとして初めて認定
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2006.04.19 【情報源】林野庁/2006.04.18 発表
林野庁や(社)国土緑化推進機構が参加する「森林セラピー実行委員会」の運営委員会が平成18年4月14日に開催され、「森林セラピー基地」、「セラピーロード」が初めて認定された。森林セラピーは、人が森の自然を五感で体験することにより、心身に元気を取り戻させようとする試み。また「森林セラピー基地」や「森林セラピーロード」の認定は、実際に候補地で生理実験を行い、森林セラピーに効果があると認められた森林やウォーキングロードを認定していく仕組みで、17年度に27の候補地がリストアップされていた。
今回、「森林セラピー基地」として認定されたのは、山形県小国町のブナ原生林、長野県上松町の木曽ヒノキ天然林、長野県飯山市のブナ天然林・巨木スギ並木、長野県信濃町の森林メディカルトレーナーが案内する森林散策路、山口県山口市の滑(なめら)国有林を含む森、宮崎県日之影町の針葉樹と常緑広葉樹−−など全国6か所。
また「セラピーロード」として認定されたのは、岩手県岩泉町の早坂高原、長野県南箕輪村の大芝高原みんなの森内ウォーキングロード、長野県佐久市ウォーキングーロード、高知県津野町の天狗高原自然休養林−−の4か所。
いずれも17年度に行った生理実験で、心身の癒し効果があるとされ、宿泊施設の整備状況、立地条件、将来構想上も「森林セラピー基地」、「セラピーロード」にふさわしいと評価されたもの。【林野庁】