一般財団法人環境イノベーション情報機構
「国連持続可能な開発のための教育の10年」実施計画が決定
【環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2006.04.04 【情報源】その他/2006.03.30 発表
2006年3月30日に開催された「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議で、日本の「国連持続可能な開発のための教育の10年実施計画」が決定した。この実施計画案は、05年から14年までの「国連持続可能な開発のための教育の10年」の期間中に、日本が取り組むべき「持続可能な開発のための教育」の活動指針、各主体に期待する活動内容を示すもの。
「国民1人1人、各主体の持続可能な社会づくりへの参画促進」、「環境、経済、社会の統合的な発展の実現」、「開発途上国が直面する諸課題への理解と協力強化」を基本的な活動の方向性とし、(1)地域特性に応じた実施方法の開発、(2)あらゆる主体によるあらゆる場での実施、(3)個別分野にとらわれない学際的な教育内容の展開、(4)体験・実践を通じた、問題解決能力、体系的思考力、批判力、分析能力、コミュニケーション能力の育成、(5)多様な主体の連携、(6)次の活動の改善にいかすための評価の実施−−を実施指針としてあげている。
また、具体的な活動内容としては、(一)「持続可能な開発のための教育」についての普及啓発、(二)「持続可能な開発のための教育」の概念整理と地域での先進的取組みの支援、(三)高等教育機関での取組み支援−−の3分野を重点分野とすることを示した上で、国内で推進すべき施策、各主体に期待される取組み、国際協力で進めるべき施策−−の全体像を整理し提示している。【「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議】