一般財団法人環境イノベーション情報機構
熊本県水俣市など、10市町村のバイオマスタウン構想を公表
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.03.31 【情報源】農林水産省/2006.03.31 発表
農林水産省は「バイオマスタウン構想」に構想書を提出した10市町村の取組み内容を平成18年3月31日付けで公表した。「バイオマスタウン」とは、地域内の幅広い関係者が連携しながら、バイオマスの発生から利用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築されているか、今後構築が見込まれる地域のこと。
応募された構想書は「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議事務局」で検討し、「バイオマスタウン」の基準に合致している場合にのみ、内容を公表することになっている。
今回の公表は11回目にあたり、対象自治体は北海道別海町、青森県青森市、岩手県紫波町、岩手県遠野市、山形県鮭川村、山形県村山市、石川県七尾市、福井県若狭町(合併後、旧三方町バイオマスタウン構想を見直し若狭町として公表)、鳥取県大山町、熊本県水俣市。
このうち山形県村山市では、間伐材を発電や熱源として融雪施設や冬期間の農業用施設で利活用するとしているほか、熊本県水俣市では、畜産農家1戸ごとに通電透析発酵システムを設置し、家畜排せつ物の液肥利用・排水処理を可能とすること、林地残材・建築廃材などの未利用木質を資源とした製品製造・バイオマス発電を進めること−−などをめざすとしている。【農林水産省】