地域のＣ０２排出抑制で１８年度補助対象プロジェクトの募集開始

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.02.28 【情報源】環境省／2006.02.27 発表

　環境省はマニュアルに掲載して普及する価値のある、地域でのエネルギー起源ＣＯ２排出抑制プロジェクトに対する補助事業を平成１６、１７年度に続き、１８年度も実施することにし、１８年４月１７日まで対象案件を募集する。
　応募対象となるのは、（１）温室効果ガス削減効果が算定可能でその効果が高い、（２）内容や方法に先進性、独自性がある、（３）次年度以降に自立した事業運営が可能、（４）他地域への応用性が高く社会的波及効果が大きい、（５）事業のマニュアル化、全国地球温暖化防止活動推進センターを通じた普及啓発が可能−−などの条件を満たす、（６）地域住民、地球温暖化対策地域協議会、地球温暖化防止活動推進員、都道府県温暖化防止センター−−のいずれかか全てが地域で協同して行うゴミ減量化、代替フロン対策、吸収源対策以外の温室効果ガス削減プロジェクト。
　採用されると、１件あたりの最大１，０００万円の委託事業費が補助され、マニュアルを作成し全国に事業の普及を進めることになるが、補助対象となるのは１８年度実施の事業のみ。またハード設備整備費は補助の内容として認めないほか、他の補助金との重複も認めない可能性がある。
　さらに応募できるのは、地域でエネルギー起源Ｃ０２排出抑制対策を行っている市民団体とその活動支援組織、温暖化対策活動の実践を事業目的に掲げている市民団体に限られている。
　応募時にはプロジェクトの提案書、委託事業経費の積算、団体の概要などの必要書類を提出する必要がある。【環境省】