一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年度の新世代下水道支援事業、第3回採択分1件を決定
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2006.02.22 【情報源】国土交通省/2006.02.21 発表
国土交通省は平成18年2月21日、新世代下水道支援事業の17年度第3回採択分として、群馬県・県央水質浄化センターでの「リン酸肥料原料確保のための下水汚泥炭化技術事業」1件の採択を決めた。新世代下水道支援事業制度は(一)雨水利用など良好な水循環の維持・回復や水質汚濁の削減、(二)下水汚泥、下水処理水の熱の有効利用などリサイクル社会構築への貢献、(三)下水道空間での光ファイバーケーブル敷設などの機能高度化−−といった下水道に求められている新たな役割・機能の実現を支援する事業制度。
11年度の事業開始以降、今回の1件を含め205件の事業が採択されたことになる。
なお今回採択された1案件は機能高度化に関する事業で、その内容は汚泥中の重金属が少ないなど性状が安定している下水汚泥を炭化し、肥料のリン酸基材として利活用するもの。生成される汚泥炭化物は日に4トン(乾物量)が見込まれている。【国土交通省】