一般財団法人環境イノベーション情報機構
「愛媛エコタウンプラン」を承認
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.01.20 【情報源】環境省/2006.01.20 発表
経済産業省と環境省は愛媛県から承認申請が出ていた「愛媛エコタウンプラン」を平成18年1月20日付けでエコタウン事業として正式に承認することにした。エコタウン事業は、環境産業振興を通じた地域振興、地域での廃棄物の発生抑制・リサイクル推進を中心とした、既存の枠にとらわれない先進的な環境調和型まちづくりを目的として9年度に創設された制度。対象事業については国が総合的・多面的な支援を実施する。
「愛媛エコタウンプラン」は、(1)愛媛県の基幹産業である製紙産業から発生する製紙スラッジに関する最適な循環システム構築、(2)県内の製造企業、研究機関の連携による製紙スラッジ焼却灰の人工ゼオライト(注1)への再資源化技術の確立、(3)リサイクル施設整備による雇用創出と、リサイクル製品の優先購入による環境ビジネスの振興・地域活性化−−などを内容とするもの。
今回の承認はエコタウンプランの承認としては全国で26番目にあたる。
(注1)ゼオライトは主にアルミニウムとケイ素から構成される結晶で、多数の微細な孔を持つ物質であるため陽イオン交換・触媒・吸着などの性質に優れている。
【環境省】