一般財団法人環境イノベーション情報機構
硝酸性窒素による地下水汚染浄化技術 18年度実証調査で対象技術を募集
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.01.17 【情報源】環境省/2006.01.17 発表
硝酸性窒素による地下水汚染の効果的な浄化手法を確立するため、平成16年度から実用化段階にある浄化技術の実証調査を汚染地域で実施している環境省は、18年度調査対象技術を18年2月17日17時(必着)まで募集することにした。硝酸性窒素は亜硝酸性窒素とともに、11年に地下水環境基準に追加された項目だが、施肥、生活排水、家畜排泄物など汚染源が多岐にわたることから、他の項目と比べ環境基準の超過率が高い。
今回の実証調査は、面的に広がりのある硝酸性窒素による地下水汚染がみられる地域で、実用化段階にある浄化技術の有効性・経済性を評価するとともに、浄化処理能力、稼働最適条件を検証するもの。
採択されると、環境省が実証・評価のために必要な費用として、調査1件につき800万円を補助する。ただし技術の実証フィールドへの設置費用、撤去費用などは応募者が負担する必要がある。
実証期間は18年4月から19年2月、採択数は2技術程度を予定している。【環境省】