平成１７年度文部科学省原子力防災訓練を実施へ

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.01.16 【情報源】文部科学省／2006.01.13 発表

　文部科学省は「平成１７年度文部科学省原子力防災訓練」を１８年１月２０日９時３０分から１４時３０分まで、茨城県原子力オフサイトセンターと東京の文部科学省ビル地下１階の非常災害対策センターで実施することにした。
　この訓練は文部科学省原子力防災関係職員の緊急時対応能力の向上、応急対策体制構築の迅速化・的確化が目的。
　具体的には独立行政法人日本原子力研究開発機構東海研究開発センター原子力科学研究所の研究用原子炉「ＪＲＲ−３」での異常事態発生を想定し、（１）原子力災害現地対策本部・文部科学省原子力災害対策本部等の設置運営訓練、（２）原子力緊急事態宣言発出訓練、（３）防護対策検討訓練、（４）模擬記者会見−−を行う。
　なお異常事態発生の通報を受けるまでの過程は、あらかじめシナリオを提示して行うが、実際に近い状況での対応を訓練するため、原子力緊急事態宣言発出、防護対策決定までは、事故のシナリオを訓練参加者に知らせない方式によって実施する方針。【文部科学省】