一般財団法人環境イノベーション情報機構
計9か所にひびみつかる 泊原発1号機・主排気筒と非常用排気筒
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.01.06 【情報源】原子力安全・保安院/2006.01.06 発表
定期検査中の北海道電力(株)泊原発1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力57万9,000キロワット)で平成18年1月6日、主排気筒と非常用排気筒に計9か所のひび割れが確認された。排気筒は、処理を行った原子力発電所内の排気の安全性を確認するとともに、外に放出する設備。
今回のひび割れは非常用排気筒の補強材溶接部近くに3か所、主排気筒の補強材溶接部近くに6か所見られ、主排気筒1か所を除き、いずれも部材を貫通していた。
また非常用排気筒のひびのうち、最大のものは長さ約14セントメートルに達していた。
北電では今後、原因調査を実施する方針。
なお、今回のひびによる外部への放射性物質の影響はないという。【原子力安全・保安院】