一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府の事務・事業で排出された温室効果ガス、16年度は201万6,495トンに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.12.27 【情報源】環境省/2005.12.27 発表
環境省は平成17年12月27日、16年度に政府の事務・事業に伴い排出された温室効果ガスの総排出量が二酸化炭素換算で201万6,495トンにのぼったと発表した。今回の集計は14年7月に閣議決定された、「政府の事務・事業による温室効果ガス排出削減のための実行計画」に基づいて行われたもの。
この実行計画では「18年度までに13年度比で温室効果ガスを7%削減する」という数値目標を設定しており、目標の13年度排出量が二酸化炭素換算で192万8,195トン(注1)であることと考え合わせると、4.6%増加しており望ましい成果とはいえない。
このため、27日午後に開催された政府の地球温暖化対策推進本部幹事会は、同実行計画の推進に向け、(1)CO2排出量が削減されない原因の究明と施設単位の自律的な対策強化の仕組み構築、(2)庁舎のエネルギー利用に関する削減対策のシステム化、ルール化、(3)庁舎の省エネ改修、新エネ・省エネ機器の導入、(4)省CO2化の要素を考慮した電力購入方式の導入−−の4点を緊急的、重点的に行うべき取組み内容としてまとめるとともに、内閣官房が(一)排出実態、(二)CO2排出量が削減されない原因、(三)重点的取組み内容を含む具体的対策−−について、各府省にヒアリングを行い、17年度内に結果をまとめるという方針を決めた。
(注1)13年度の実績数値は、15年度分総排出量の公表時のものに修正が加えられている。【環境省】