知床国立公園公園区域の海域拡張　世界遺産登録受け

　知床国立公園の公園区域の海域を、現行の汀線から１キロメートルから３キロメートルに拡張する告示が平成１７年１２月２２日付けで行われた。
　今回の拡張は、知床を世界遺産に登録するにあたって、審査機関である国際自然保護連合（ＩＵＣＮ）から推薦地海域の拡張についての見解を求められたことに応え、日本側が拡張を実施すると回答していたことを踏まえたもの。
　なお１７年７月開催の第２９回世界遺産委員会で、知床の世界遺産登録が決定した際にも、遺産地域の海域部分の拡張手続が法的に確定した段階で、地図をユネスコ世界遺産センターに送付することが求められたことから、環境省は告示日にあわせ、公園区域の拡張を反映した知床世界遺産地域の地図を、外務省を通じてユネスコ世界遺産センターに送付した。【環境省】