一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境基準超過井戸は7.8% 16年度全国地下水水質測定結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2005.12.20 【情報源】環境省/2005.12.20 発表
環境省は平成17年12月20日付けで、16年度に国と地方公共団体が実施した全国の地下水水質測定結果を取りまとめた。地下水質の全国的な状況の把握を目的とした概況調査では、調査を実施した井戸4,955本のうち、環境基準を超過した項目が1項目以上あった井戸は、全体の7.8%(15年度:8.2%)にあたる387本にのぼることが確認された。
環境基準を超過している項目はテトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、シス−1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素、1,1−ジクロロエチレン、1,1,2−トリクロロエタンの揮発性有機化合物6物質、砒素、ふっ素、鉛、ホウ素、総水銀、セレンの重金属6物質、および硝酸性窒素・亜硝酸性窒素−−の計13物質。これ以外の13物質についての基準超過はなかった。
項目別の超過率としては、硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が5.5%と最も高かったが、15年度の6.5%よりは減少した。次いで砒素の2.0%、ふっ素の0.5%、テトラクロロエチレンの0.5%などが続いた。【環境省】