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環境ニュース[国内]

16年度に全国自治体が扱った公害苦情件数、9万4,321件に

環境行政 行政資料】 【掲載日】2005.12.19 【情報源】総務省/2005.10.28 発表

 公害等調整委員会は平成17年10月28日付けで、16年度に全国の地方公共団体が取り扱った公害苦情の受付状況、処理状況をまとめ公表した。
 16年度に全国の地方公共団体が受け付けた公害苦情件数は9万4,321件で15年度の10万323件より6,002件(6.0%)苦情が減少した。
 全苦情のうち大気汚染水質汚濁土壌汚染騒音振動地盤沈下悪臭−−のいわゆる典型7公害についての苦情件数は69.5%にあたる6万5,535件で、こちらも15年度より1,662件(2.5%)減少。典型7公害の中では大気汚染に関する苦情が2万4,741件と最も多く、15年度に続き典型7公害の苦情件数のうち4割を占めていた。
 一方、典型7公害以外の苦情も15年度より13.1%減少した2万8,786件となり、うち廃棄物不法投棄に関する苦情が1万4,113件と49.0%を占めた。
この中でも生活系の投棄が1万296件(73.0%)と最も多く、これに建設系の投棄1,913件(13.6%)、産業系の投棄1,562件(11.1%)、農業系の投棄342件(2.4%)が続いた。
 なお苦情の処理状況としては、地方公共団体が処理した典型7公害に関する苦情のうち、約67.3%が申立てから1週間以内、75.6%が申立てから1か月以内に処理されたと報告されている。【総務省 公害等調整委員会】

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