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環境ニュース[国内]

殺虫剤フロニカミドの食品健康影響評価案への意見募集実施

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.12.16 【情報源】内閣府/2005.12.15 発表

 内閣府食品安全委員会は平成16年10月に厚生労働省から意見を求められていたピリジンカルボキシアミド系殺虫剤「フロニカミド」の食品健康影響評価案をまとめ、この案について18年1月11日17時(必着)まで意見募集を行うことにした。
 同委員会では評価にあたって動物代謝、植物代謝、土壌中運命、水中運命、作物残留、土壌残留、一般薬理、急性毒性、亜急性毒性慢性毒性発がん性、生殖発生毒性、遺伝毒性などの試験を行った。
 今回の評価案では、試験結果から催奇形性、神経毒性、遺伝毒性は認められず、発がん性試験でマウスに肺腺腫と肺がんが認められたものの、いずれも非遺伝毒性による発生であり、評価にあたり閾値を設定することは可能と結論。
 各試験で悪影響が認められなかった最大投与量(無毒性量)の最小値が、ラットを使った慢性毒性試験発がん性併合試験の「1日体重1キログラムあたり7.32ミリグラム」であったため、この数値に安全係数として100分の1を掛けて、一日摂取許容量(ADI 注1)を1日体重1キログラムあたり0.073ミリグラムと算定した。
 意見は郵送、FAX、意見募集フォームで受付けている。

(注1)人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響をおよぼさないと判断される量。1日当たりの体重1キログラムに対する質量として表される。【内閣府 食品安全委員会】

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