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環境ニュース[国内]

独立行政法人造幣局本局で未登録核燃料物質を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.12.13 【情報源】文部科学省/2005.12.09 発表

 独立行政法人造幣局本局(大阪府大阪市)で、ガラスビン23本、木箱4本に入った未登録核燃料物質がみつかり、造幣局は平成17年12月7日に文部科学省に通報を行った。
 みつかった核燃料物質は、ガラスビン11本に入った酢酸ウラニウム(ウラン量約168グラム)、ガラスビン6本に入った硝酸ウラン(ウラン量約308グラム)、ガラスビン1本に入った三酸化ウラン(ウラン量約250グラム)、ポリビン、ガラスビン計3本に入った二酸化ウラン(ウラン量約370グラム)、ガラスビン1本に入った硫酸ウラニル(ウラン量約14グラム)、ガラスビン1本に入った重ウラン酸曹達(ウラン量約19グラム)、木箱4本に入ったウランロッド(ウラン量約4グラム)で、昭和20年頃までに分析用試薬として使われいたものか、昭和24年から25年にかけ、あるいは昭和60年に金属工芸品用に限定的に使われたもの。
 同局はこれらの物質を張の保管箱に収納し、さらにそれを金属製保管庫に入れた上で、本局内の施錠管理した部屋に厳重に保管していたものの、許可が必要との認識はこれまで持っておらず、文部科学省ホームページ上の「核燃料物質を発見した場合の対応」を最近になって見て、今回の通報を行ったという。
 なお、金属製保管庫が置かれている部屋外壁の放射線量は最大0.15マイクロシーベルトと安全上問題のないレベル。通報を受けた文部科学省は造幣局本局に法令に基づき核燃料物質の使用許可を受けるよう指導した。【文部科学省】 

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