一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年度冬期全国星空継続観察の参加者募集開始
【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2005.12.12 【情報源】環境省/2005.12.12 発表
環境省は全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)の平成17年度夏期観察の結果と17年度冬期観察の実施計画を発表した。全国星空継続観察は、参加者に大気汚染や光害など大気環境問題への関心を高めてもらうことを目的に、昭和63年から毎年夏期と冬期に実施している星空観察。
17年7月27日から8月9日にかけて実施された17年度夏期観察では、47都道府県の427団体、延べ7,325人が参加した。
双眼鏡を用い、こと座の1等星ベガを中心とする三角形の中の星を観察し何等級の星まで見えたかをまとめた結果では、小さな都市ほど星がよく見える傾向が確認され、特に人口10万人未満の小都市は中都市以上の都市と比べて星がよく見える傾向がこれまでの観察と同様、顕著だった。
また肉眼で「天の川」の高度の異なる部分を観察した結果では、引き続き高度が低いほど「夜空が明るくて天の川が見えない」という回答の割合が高く、地上に近いほど人工光の影響を受けていることが窺えた。
なお17年度冬期観察は、18年1月18日から31日までを観察期間として実施する予定で、(1)肉眼での天の川の3部分(ペルセウス座付近、ふたご座付近、いっかくじゅう座付近)の観察、(2)双眼鏡でのすばるのラケット形の中の星の観察などを行う予定で、参加は都道府県・政令指定都市・中核市の大気環境担当部局などで受け付けている。【環境省】