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環境ニュース[国内]

東京都荒川区の低周波騒音事件で公害調停が成立

大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2005.12.08 【情報源】総務省/2005.11.25 発表

 共同住宅の1階を借りて営業しているスーパーマーケットの冷凍冷蔵ケース、空調機室外機から発生した低周波音により健康被害を受けたとして、東京都荒川区の住民3人が、スーパーマーケットの責任裁定を公害等調整委員会に申請していた件について、平成17年11月25日に開催された第1回調停で、住民・スーパーの双方が裁定委員会が示した調停案を受け入れ、調停が成立した。
 この案件では、申請を行った住民らが居住している2階の部屋の脇に、スーパーの冷凍冷蔵ケース、空調機室外機などが設置されていた。
 裁定委員会が示した調停案は、(1)18年1月末までに、2階のテラス部分のうち防音壁より西側にある業務用冷暖房室外機3台を撤去すること、(2)住民らに対し、健康被害への損害賠償金などを行うこと−−をスーパーに求めたもの。
 低周波音とは人の耳では聞き取りにくい低い周波数の音のこと。人の身体に対して圧迫感、振動感、不安感を与えるといわれているが、具体的な影響関係はまだ明らかではない段階であるため、法的規制などはされていない。【総務省 公害等調整委員会

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