一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境など4重点分野の研究で重視すべき課題をまとめる 科学技術・学術審議会
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2001.08.10 【情報源】文部科学省/2001.08.10 発表
総合科学技術会議は科学技術・学術審議会建議「科学技術・学術振興に関 する当面の重要事項について」を平成13年8月9日にまとめた。この建議では、(1)科学技術創造立国実現のためには、国家的・社会的題に対応した研究開発と基礎研究をバランスよく推進していくこと、(2)世界最高水準の優れた研究成果を生み出すことができる研究開発環境を構築すること−−の2点が重要であるとの認識の下に、文部科学省がその具体化に取り組むに当たって、当面、特に重要と思われる点について考え方をとりまとめている。
なお、国家的・社会的課題に対応し、重点的に取り組むべき研究開発分野としては(1)ライフサイエンス、(2)情報通信、(3)環境、(4)ナノテクノロジーの4分野があげられており、建議の中では、各分野について具体的に取り組むべき課題を整理した。
環境分野については、全球総合観測システムの構築など、観測から予測・解明までが有機的・体系的に結びついたプロジェクトを重点的に推進することとし、また、人文社会科学との連携にも努め、大学等の研究資源を効果的に活用することが重要である、とまとめられている。【文部科学省】