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環境ニュース[国内]

IUU漁船リストに4隻を追加掲載へ 南極海洋生物資源保存委員会第24回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.09 【情報源】水産庁/2005.11.07 発表

 南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR)の第24回年次会合が、2005年10月24日から11月4日まで、オーストラリア・タスマニア州ホバートで開催された。
 同委員会は、南極の海洋生物資源保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関で、現在日本を含む23か国とECが加盟している。
 今回の会合では、(1)オキアミ・メロなどの保存措置、(2)メロ漁業のIUU(違法・無報告・無規制)対策、(3)国際科学オブザーバーの乗船義務規定のオキアミ漁船への拡大−−などの議題が検討された。
 このうち、オキアミ・メロの保存措置としては、日本漁船が操業する海域の漁獲枠で04年水準が維持され、日本が提案した改良漁具の使用も認められた。
 メロ漁業のIUU対策としては、IUU漁船リスト掲載の15隻(加盟国船2隻、非加盟国船13隻)から客船に改造された1隻を削除し、新たに非加盟国船4隻を追加すること、新たにリストに掲載された非加盟国船の主要船籍国トーゴ、赤道ギニア、グルジアにCCAMLRの保存措置遵守を求める書簡を発出することが決まった。
 国際科学オブザーバーの乗船は日本、韓国の反対により導入されなかった。【水産庁】

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