一般財団法人環境イノベーション情報機構
15年度産廃総排出量、前年度より約4.7%増 最終処分量は2割減少
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2005.11.08 【情報源】環境省/2005.11.08 発表
環境省は平成17年11月28日、15年度の産業廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。15年度の全国の産業廃棄物の総排出量は約4億1,200万トンで、14年度に比べ、約1,800万(約4.7%)増。産廃排出量は8年度以降は微減傾向にあったが4億1,000トン以上の排出があったのは9年度以来初めて。
業種別排出量では14年度と同様、電気・ガス・熱供給・水道業(同22.4%)、農業(総排出量中22.0%)、、建設業(同18.2%)、パルプ・紙・紙加工品製造業(同8.9%)、鉄鋼業(同7.5%)、化学工業(同4.7%)の上位6業種で総排出量の約8割を占める結果となり、廃棄物の種類別排出量も14年度同様、汚泥(46.3%)、動物のふん尿(21.6%)、がれき類(14.4%)の上位3品目だけで総排出量の約8割に達していた。
なお再生利用量が約2億100万トン(14年度約1億8,200万トン)、減量化量が約1億8,000万トン(同約1億7,200万トン)とともに増加した成果が実り、総排出量が増えたにもかかわらず、最終処分量は14年度の約4,000万トンより約2割少ない3,000万トンにとどまった。【環境省】