一般財団法人環境イノベーション情報機構
16年度に発覚した産廃不法投棄量、41.1万トンに
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2005.11.08 【情報源】環境省/2005.11.08 発表
平成16年度に新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は673件(15年度894件)で、投棄量は41.1万トン(同74.5万トン)にのぼっていたことが平成17年11月8日の環境省の発表により明らかになった。16年度の産廃不法投棄量は、56.7万トンにのぼる岐阜市の大規模不法投棄事案が摘発された15年度に比べると大幅減少だが、14年度の31.8万トン、13年度の24.2万トンに比べるとやや増加している。
ただし、16年度の不法投棄量の中にも静岡県沼津市の大規模不法投棄事案分20.4トンが含まれており、この事案を除いた不法投棄量は20.7万トンにとどまるという。
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設廃棄物の71.2%(479件)が最も多く、金属くず5.5%、廃プラスチック類4.2%が続いた。投棄量では建設廃棄物が35.4万トンと86.2%を占めた。
なお16年度に新たに確認された不法投棄事案のうち、16年度中に支障除去の取組みが着手されたものは458件(全件数の68%)、31万6,451トン(全不法投棄量の77%)だった。【環境省】