一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本のラムサール条約登録湿地、計33か所に
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.11.08 【情報源】環境省/2005.11.08 発表
ウガンダのカンパラで開催されているラムサール条約第9回締約国会議(COP9)で、会期初日にあたる2005年11月8日に、日本の湿地20か所が同条約に基づく「国際的に重要な湿地」として新たに登録された。ラムサール条約の登録湿地は、99年の第7回締約国会議(COP7)で、「COP9までに2000か所以上(当時の登録湿地数の約2倍)に増やす」という目標が決議されており、日本も国内条約湿地数を99年当時の2倍にあたる22か所以上に増加することを国内目標としてきた。
新たに登録された条約湿地は雨竜(うりゅう)沼湿原、サロベツ原野、濤沸(とうふつ)湖、阿寒湖、野付半島・野付湾、風蓮(ふうれん)湖・春国岱(しゅんくにたい)(以上6件、北海道)、仏沼(青森県)、蕪栗(かぶくり)沼・周辺水田(宮城県)、奥日光の湿原(栃木県)、尾瀬(福島・群馬・新潟県)、三方五(みかたご)湖(福井県)、串本沿岸海域(和歌山県)、中海(鳥取・島根県)、宍道湖(島根県)、秋吉台地下水系(山口県)、くじゅう坊ガツル・タデ原湿原(大分県)、藺牟田(いむた)池、屋久島永田浜(以上2件、鹿児島県)、慶良間(けらま)諸島海域、名蔵(なぐら)アンパル(以上2件、沖縄県)。
既に登録されている13か所とあわせた日本の登録湿地は計33か所にのぼる。【環境省】