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環境ニュース[国内]

茨城県小川町の1養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性確認 監視実施へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.08 【情報源】農林水産省/2005.11.07 発表

 茨城県小川町の養鶏場・森屋農場(飼養鶏数:約95万羽、ウインドレス14鶏舎)で、平成17年11月7日にH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス(注1)の抗体陽性が新たに確認された。
 森屋農場は17年8月にH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス抗体陽性が確認された愛鶏園小川農場から半径5キロメートル以内の移動制限区域内にあり、検査が進められていた。
 なお森屋農場はウインドレス(密閉型)鶏舎であることから、「開放型鶏舎については養鶏場内のすべての鶏を殺処分するが、密閉型鶏舎については殺処分の対象をウイルスが分離された鶏舎だけに限定し、抗体陽性が確認された鶏舎にも移動制限、継続的なウイルス分離検査などを内容とする農場監視プログラムを適用できる」とした新防疫対応案(注2)に基づき、ウイルス分離検査の結果、ウイルスが分離されればその鶏舎のみ殺処分を行い、それ以外の鶏舎は3か月間監視が実施される予定。
 なお同農場を中心とした半径5キロメートルは新たな移動制限区域として設定され、区域内の養鶏場に対しては、新たな感染が生じないことを確認するまでの間、当分飼養鶏などの移動制限が実施される。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。
(注2)17年9月2日に開催された「食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第15回家きん疾病小委員会」で了承された防疫対応案。【農林水産省】

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