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環境ニュース[国内]

茨城県茨城町の1養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性確認 13養鶏場再検査の結果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.07 【情報源】農林水産省/2005.11.04 発表

 平成17年10月31日にH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス(注1)の抗体陽性が確認されたキミシマファームで不適切な検査が判明したため、過去に同様の不適切な検査を行っていた13養鶏場を再検査したところ、茨城県茨城町の養鶏場・愛鶏園木部農場(飼養羽数:約30万羽)で、17年11月4日に新たにH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性が確認された。
キミシマファームでは、本来検体の採取を行うべき県の家畜保健衛生所ではなく、獣医師である養鶏場主が検体を採取していたが、愛鶏園木部農場など13養鶏場でも民間獣医師などが家畜保健衛生所に代わり採材をしていた。
 なお愛鶏園木部農場のウイルス分離検査結果は陰性だったが、飼養鶏のうち、開放型鶏舎で飼われていた約18万羽については、防疫対応案に基づき殺処分される予定。
 また同農場を中心とした半径5キロメートルにも移動制限区域を新たに設定し、区域内14養鶏場に対して、新たな感染が生じないことを確認するまでの間、当分飼養鶏などの移動制限が実施される。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】

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