一般財団法人環境イノベーション情報機構
福島第二原発2号機、海水ろ過器の金網2か所に破れ見つかる
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.11.04 【情報源】原子力安全・保安院/2005.11.02 発表
定期検査中の東京電力(株)福島第二原発2号機(沸騰水型:定格電気出力110万キロワットで平成17年11月1日、2つある残留熱除去機器冷却系海水ストレーナ(ろ過器)の1つについて、金網2か所に破れがあることがみつかった。残留熱除去機器冷却系とは、原子炉停止後、燃料の熱崩壊を除去するために使用する水を冷却する系統。冷却水は純水のほかに海水を使用しているため、熱交換器に貝類が流入しないように、ストレーナ(ろ過器)が設置されている。
金網の破れの大きさは1つが27センチ×22センチで、もう1つが19センチ×14センチ。
なお原因については今後調査が進められる予定。この件による外部への放射性物質の影響はないという。【原子力安全・保安院】