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環境ニュース[国内]

日米加豪とEUが台湾政府にまぐろ問題改善を申し入れ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.01 【情報源】水産庁/2005.10.31 発表

 日本、米国、カナダ、EU、オーストラリアの5か国・機関は2005年10月28日、台湾のまぐろ漁獲量超過問題を改善するよう、台湾政府に申し入れた。
 この申し入れに対し、台湾政府は04年の大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合以降にとられた漁業管理改善措置を紹介し、全海域で120隻のまぐろはえ縄漁船減船を実施すること、監視・取締り措置を強化することを強調したが、5か国・機関側は、「台湾の説明は大西洋での大型漁船のみについてで、24メートル未満の小型漁船を含めた漁船管理を全海域でどのように行うのかについての説明がない」、「04年にICCATで問題となった台湾漁船、台湾系IUU(違法、無報告、無規制)漁船の不正行為について調査・処分が十分に実施されていない」などと批判。台湾当局の漁業管理能力が改善されたとは認められないと迫った。
 これに対し、台湾は04年度に120隻の減船を行うなど、最大限の努力をしていると重ねて説明。
 台湾のまぐろ漁獲量超過問題については05年11月開催のICCAT年次会合で協議され、措置が決定されることになった。【水産庁】

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